かたづけへの思い

季節のディスプレイで楽しいティータイム

ようこそ!  スタイルアップのホームページへ。 

代表の 馬場 真理 です。

かたづけって何?

あなたにとって、かたづけって、どんなものでしょうか。

散らかるから、しかたなくやるもの?

掃除の一部? 家事の一部?

事務的、機械的な作業のとらえ方だと、そう思うかもしれませんね。

このページでは、私が「かたづけ」に出会って、「かたづけ」に向き合うことで気づいたことを書いてみました。

そして、みなさんにお伝えしたいこととして書いてみました。

私とかたづけ

飾るのが好き

私は、子供のころから“ものを飾るのが好きでした。

段違いの飾り棚をドールハウスの部屋に見立てて、小さなテーブルやソファ、ダイニングテーブルや食器棚などを、あっちに向けたり、こっちに向けたりして、模様替えをするのが好きでした。

実生活でもディスプレイを楽しんだり、家具の置く位置を変えて使い勝手を試してみたり。

少しのことだけど、空間が変わると、とても新鮮な気持ちになりました。それがとても楽しかったことを覚えています(^-^)。

今思えば、根底に、空間への興味が強くあって、住まいや空間に関わる仕事へと結びついてきたのかもしれません。

かたづけとの出会い

「かたづけ」について考えるようになったのは、家を建てて以降です。

間取りやインテリアを時間の許す限り、一生懸命に考えたけれど、

この時点ではまだ、持ち物と収納スペースを関連させては考えていませんでした。

なので、30代頃まで、“飾るもの”には目が無く、雑貨屋めぐりが楽しくて、

これは!というものがあれば、財布のひもがゆるんだものです。

また本も増えていきました。

雑貨や本が増えれば、DIYしてオープンラックやワゴンなどを作って収納してきました。飾るところや容れるところがなければ、作っちゃえという具合に。

しかし、やっと気がつきました。

手作りしたラックやワゴンで家の中が占領されている。。。

あんなに広々していたのに、なんだか狭くなってきている。。。

家の中は空間は、無限ではない。。。

どうにかしなくちゃ。。。

ものへの意識

家を建てたことで、

やっと、“ものの存在”を意識するようになりました。

ものが無くてはこの便利で快適な生活は成り立たない。

一方、簡単にものが手に入る時代になり、ぞんざいな扱いをしがちにもなっている。

現代において

“かたづけ”とは、ものと向き合い、ものとの関わりを考えること。

そして、今までの自分と向き合い、これからの自分をどう生きるかを考えることだと思うようになりました。

自分なりの向き合い方、関わり方がはっきりしてくると、

「手放す・残す」が自然とわかってくるのではないでしょうか。

かたづけは暮らしを整えること

かたづけについて、学んだり考えたりすること、

また、年を重ねていくこと、環境の変化への対応からも気づくことがたくさんありました。

かたづけは暮らしの様々なことの基であり、それを整えることなんだと思うようになりました。

家事…仕事…掃除…住まい…段取り…習慣…時間…効率…終活…人間関係…

目に見えないことも、整えていく必要があると思うようになりました。

かたづけはおもしろい

かたづけって、知れば知るほど、おもしろい分野なんですよ。

かたづけは、「整理」と「整頓」で分けて考え、それを組み合わせたものです。

整理するには、要るか要らないかを判断しないといけませんが、

それには、いつ使うかとか、どれくらいの割合で使うかとか、誰が使うかとか、どこで使うかとか考えて判断します。

それだけでも、分析力が必要ですし、その後の判断力、決断力によって、行動するという行動力にも関わってきます。

整頓については、使用頻度によって配置する場所が変わったり、

ものの形や出し入れの仕方によって収納方法が変わってくるので、

分析力に加え、空間認知力が必要になってきます。

それまでのその人の仕舞い方の習慣も関わってきます。

かたづけはマルチな学問⁉

もしかしたら、かたづけは、暮らしの中では後回しになりがちな存在かもしれません。

しかし、かたづけについて知れば知るほど、人間の暮らしや営みに深く関わっています。

ぱっと浮かぶ学問なら、家政学生活科学住居学

かたづけすることで変わっていく気持ちや、家族が関わることから、心理学コミュニケーション学

かたづけを継続するためには、心理学に加えて行動学も。

また、ものの量や使用頻度から、持つべきかどうかを分析・判断・決断していくので、自然と順序だてて考えるようになり、論理学に通じるかもしれません。

それから、ものを持つ量をコントロールできることはお財布にも影響がでます。大切な家庭の経済学です。

そして、年齢を重ねるごとに、人生価値観にも意識が向き、生き方人生の終わりのことも自然と考えられるようになってきます。逆算思考ができるようになると、じゃ今何をすればいいのだろうかという思いが自然と生まれてきます。

こう考えると、かたづけって、すごくないですか(*^-^*)

マイペースで

かたづけは十人十色。

ものへの思いは人それぞれ。

ものをたくさん持っていると感じている人も、自分にとっての大切なものに気づいた上で、ものの処遇を考えればよいのではないかと思います。

いつのまにか、「捨てる」ことが目的になってしまうと、後悔しますよ。

あわてず、あせらず、かんばりすぎず。

「かたづけ」が苦手な方でも、いっしょに「かたづけ」をすることで、毎日のくらしを安心・安全・快適・自分らしく整えていけるようお手伝いをしています。